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『流転の海(第1部〜第8部)』

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    今まで何度も読もうとしたけど時代背景が古かったので二の足を踏んでた宮本輝作品です。

     

    ようやく踏ん切りがつきました。

     

    流転の海.jpg

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    読み始めたら一気に引き込まれました。

     

    それでも全9巻のうち8巻まで読むのには時間がかかった。

     

     

    宮本輝さんの幼少期と被らせてるそうです。

     

    主人公が裸一貫で愛媛の一本松から大阪に出て企業家として戦前戦後の動乱期を波乱万丈に生きる。

     

    50歳になってあきらめていた息子が生まれることで成人させるまでは何としても生き抜くと決意して。

     

    実業家として、父親としてとても勉強になります。

     

    ただ夫としては反面教師でしかないけど。。。

     

     

     

    壁にぶち当たった時に読み返したい作品中の言葉。

     

    「自分の自尊心よりも大切なものを持って生きにゃあいけん」

     

    これを主人公は小学生の息子に言う。

     

    もちろん自分にも言い聞かせているのは間違いない。

     

     

     

    人の人相について。

     

    「まず人相ありきじゃ。どうしたら自分の人相を良くすることができるか、これは難しい問題じゃ。わしはどうしたら『悪い人相』になるかは多少わかる。それはのう『嫉妬』じゃ。人の幸福を妬む。人の才能を妬む。人の成功を妬む。これが人相を悪うさせる元じゃ。妬みは恨みにへとすり変わる。恨みはいつのまにか相手に何か災いを与えてやろうという思いに変わる。そういう心根が悪い人相を作っていくじゃ。嫉妬という心に勝たにゃいけんぞ」

     

    まったくその通りだと思う。

     

    他人はそんなもんだと思って恨まれても流して、自分はそうならないように心掛けたい。

     

    宮沢賢治の「雨にも負けず」のデクノボーだ。

     

     

     

     

     

     

    最終巻が待ち遠しい。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    tomoki * Reading * 11:23 * comments(0) * trackbacks(0) * -

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